『ここと今』のアートのために
By Itto Sakai Follow | Public

2019年2月、山梨県北杜市清春芸術村での滞在制作により始動したパフォーマンス・アート・プロジェクト。
作家・詩人のテクストを用い、原文の構成を解体しながら、その場でシーンを生成する演劇作品を上演する。俳優の身体と感覚器官を通して、再構築されたイメージと言葉の連なりを、『ここと今』の空間に立ち現わす。 それによって、テクストの彼方へと向かい、「ここと今とが問題でなくなるとき 愛はいちばん愛そのものに近づく」(T・S・エリオット)ことを、『ここと今』のアートである演劇であらわしたい。
これまで扱ってきたテクストは、アーノルド・ウェスカー、アントン・チェーホフの戯曲、宮沢賢治、原民喜、パウル・ツェランの詩など多岐にわたる。
また、分断されていない空間に共にあることが必要だと考え、舞台面と客席を分けることはせず、観客と俳優はひとつ同じ空間の、すきな場所にすきなようにいてもらう、という共存のありかたを模索している。